ピクの眼が開く。(2017年4月20日)
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グレイがいなくなって10ヶ月が経った。もう猫を飼うのはやめようと思っていた。もし飼ったとしてもあんまりべったりせず、外で飼うぐらいなら良いかなと思っていた。
2017年4月14日15時頃、僕は皿の注文をするためポーセリンパークの敷地内を歩いていた。
施設管理の前を通り過ぎると子猫の鳴き声が聞こえた。何処から聞こえるのか回りを見渡した。水色の陶器を入れるカゴが目に入った。来た道を少し戻りカゴを覗くと3匹のまだ目も開いていない仔猫がいた。しばらく観察していると施設管理のおじさんが来た。かめの中に捨てられていた事を聞いた。このままでは死んでしまうので、取り敢えず3匹とも引き取ろうと思った。仔猫の入っているカゴを日陰に移し、用事を済ませてから戻った。
カゴを抱え10mくらい歩くと飲食のおばさんが追いかけて来て、この子とこの子をもらっていくわと言い元気の良い2匹の首をつまみあげた。そしてじっとして動かなかった一匹を見てこの子は死にそうと言い去っていった。この間僕は何も言わなかった。
僕はあっと言う間の出来事に呆気に取られていたが、一匹なら金銭的にも安心して動物病院に連れて行けるし、その子に集中出来るのでちょっと安堵した。おばさんは死にそうと言ったけど僕にはそう映らなかった。残されたと言う事はこの子には僕の力が必要なのだと勝手に解釈した。
仕事も落ち着いたので4時30分に切り上げ動物病院へ向かった。仔猫を見てもらいミルクのあげ方とトイレの仕方を聞いた。ミルクを飲まないとどんどん弱ってくるし、今は元気でも数分で容態が変わる事もある、とにかく大変だよと言われた。スポイトと注射器の先のないやつをもらった。
帰りにホームセンターで仔猫用のミルクを買って帰った。早速ミルクを作ってスポイトで飲まそうとするが、なかなかうまく行かない。どうやったらうまく飲ませられるのだろう、焦りまくった。この日は徹夜してたどりついたのが、指をオッパイと思って吸ってくるので指の第一関節辺りからミルクを流し吸わせた。ミルクを飲ませる度に手がベトベトになり畳が濡れた。大変だと改めて感じた。明日は仕事に行く途中のホームセンターで哺乳瓶を買おうと思った。
この日、昨日までは母猫や兄弟の温もりを感じて寝てた仔猫は僕の枕元で100均のカゴの中に眠った。
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